引き分けの価値

今年のGW中、阪神タイガースは12連戦の最終戦を引き分けた。
神宮でのヤクルト戦、8回表終了時点で5-0で阪神の楽勝ムードだったが、その後ヤクルトの猛攻にあい、結局延長12回で7-7の引き分けとなった。
さてこの試合、両チームにとって、何勝の価値だったと言えるだろう?

実は答は今シーズンが終わるまで分からない。
プロ野球の引き分けは、試合がなかったかの如く扱われ、勝率に影響を与えない。
シーズン終了時に勝率7割(おそらくダントツ優勝!)なら0.7勝だが、勝率3割に終われば0.3勝の価値しかない。
引き分け試合の価値はその試合自体ではなく、そのシーズンの他の試合の成績で決まるのだ。
終了時の勝率の価値なので、引き分けは最終順位の上位チームには有利に、下位チームには不利に働く事になる。

例えばこんなシナリオを考えてみよう。
シーズン最終戦、全敗の最下位チームが最後のプライドをかけて全勝の優勝チームと必死に戦い、最後に追いついて引き分けになった。最下位チームにとって、それは最終戦にしてシーズン初の「負けない」ゲームだった。
ただこの場合、最下位チームにとってこの試合の数字上の価値は「0勝」であり、優勝チームにとっては「1勝」となる。

その昔、日本のプロ野球でも引き分けは0.5勝0.5敗としようかとの議論があったが計算が煩雑になるので取りやめになったと何かで読んだ記憶がある。(但し真偽のほどは定かではない)PCもExcelも無かった時代ならいざ知らず、今や計算の手間を問題にする必要はないだろう。そろそろ引き分けの扱いを見直しても良いのではなかろうか。

さて冒頭の試合、阪神とヤクルトにとって、今シーズン終了時にそれぞれ何勝の価値になってるだろう?

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